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金木犀

香ってきましたね。

誰ですか、トイレの匂いって言う人








これはご近所にある金木犀。
金木犀の香る季節が来ると思い出すことがあります。

いまから5年前。
ちょうど義母の介護をしていたときでした。

この頃は仕事・家事・育児・介護、そして人間関係に悩んでいた時期。
毎日がいっぱいいっぱいで、ちょっとしたことでストレスがたまり
泣いたり怒ったり・・・・

そんなある日、金木犀の香りに気付き書いたのがこのエッセイ。

なんとなく書いたのではなく、実はわたし、
少し前まで「エッセイを書く」というカルチャースクールに通っていましたの
(今は受講人数減少の為、講座がなくなってしまった

2週間に1回の講座だったので、テーマが出てからは常にエッセイネタを探している状態(笑)

このときのテーマは「風」でした。


今なら、もう少し上手く書けるかな・・と思いますが、当時のままで。
(600字程度でまとめるので、言いたいことが全部伝わらない)

かなり恥ずかしいですが(次女の作品は勝手に載せてるけど・・笑)

では、どうぞ。







 「キンモクセイ」

              
 車を止め駐車場を出た途端、足が止まった。

 「あっ!」

 香りのするほうを見上げると、緑の葉の中にたくさんの山吹色が見えた。

 キンモクセイだ。

 今年もキンモクセイの季節がやってきた。

 ‘とび色の瞳に誘惑の翳り

  キンモクセイの咲く道を・・’

 秋になって最初にキンモクセイの匂いをかいだ時、私は必ずこの歌を口ずさむ。

 名も知らずにかいでいた香りと、キンモクセイという名が一致したのはこの歌のお蔭であった。

 この日、病院に義母を見舞った。ベッドの柵には一輪のキンモクセイが結びつけてあった。

 義父が庭のキンモクセイの枝を折ってきたのだという。

 義母がまだ元気な頃、キンモクセイが香ってくると

 「まいちゃん、いい匂いねぇ」と言いながら、いつもリビングにキンモクセイを飾っていた。

 もうそんなことは出来ないだろう・・そう思いつつも、ひとしきり義母とキンモクセイの話をする。

 来るときは気づかなかったが、病院を出るとキンモクセイの匂いがどこからともなくしてきた。

 朝晩冷え込むようになり、少しだけキーンと張った空気の中に匂いを放つキンモクセイ。

 どこからともなく風にのって漂ってくるキンモクセイ。

 ‘来年も義母とキンモクセイの話が出来ますように・・・’

 私はキンモクセイの香る方向に静かに頭を下げた。












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